プロレスの教科書 初級講座1 バンプ 1-1後ろ受け身【再録】

カテゴリー別に分類したいから再録。


柔道そんなに詳しくないんでアレですが、プロレスの後ろ受け身は柔道のとは違うよね。  


■目的:

 頭を打たない為の所作 

または大きな音を出す事で観客に攻守が切り替わる分かりやすい効果音として演出する役割 


■行為:

 顎を引き、地面に着く瞬間に体の背中・腕・腰・足の裏が同時に着くようにする。腕は大きく振って音を出す。 片足を抜いて行うのがやり易い。 腕は掌で地面を叩くのが一般的だが慣れてくると手の甲で地面を叩いたり肘だけで受け身を取る者もいる。 アマチュアプロレスではこのような受け身を取ると「ドヤ顔」がセットになってついてくるケースが多い。  

ただ手の甲で受けるとより早い受け身または深い角度で受け身が取れたり、肘で受け身を取った方がより頭が 付かないというそれなりに利点がある。

 最近のWWEのパワーボム受け身が肘受け身である点が面白い。 他にバンザイ受け身などの派生受け身がある。 ドロップキックやジャーマンなどの受けの場合腕を上に上げた状態での後ろ受け身を 取る方が大きな音と大きな動きを演出できる。 しかし、接地面が少なく頭部への衝撃も多少ある為最近はお勧めしない。


 ■注意:

 ダメージを軽減する目的なので地面に付く瞬間は各接着面が同時である事。 所謂バンプ音がひとつである事。 


格好いい受け身をしてもダメージがあっては意味がない。


 腕の振りを強めにするとダメージが少ない様な気がする。 また腕の振りが早すぎると腰にダメージが来るので注意。


 ■コーガンズポイント1:

 最初はお尻から受け身を取って高度を下げて痛みに「慣れる」事から始めて 徐々に高くしていくといい。 お尻⇒中腰⇒俯き気味⇒背筋を伸ばして あとパートナーに四つん這いになって貰ってそこに腰掛け徐々に後ろに下がっていき後ろ受け身 これは実際に後ろから落ちていく過程がリアルに体験できるので初心者の人にとって恐怖心の克服に効果的。 また寝ながら腕だけ振って音を出すといいと思う。 首の位置を確認して最終形をイメージしながらバンバン受け身を取ると 体が早く痛みに慣れ本番でも頭を打ちにくいはず。


 ■コーガンズポイント2:

 私はよく紙芝居理論を使うが受け身でも有効だ。  

(1)左足を一歩前に出して両腕を前に交差。体が浮くように

(2)着地と同時に腕を大きく振り背中腰腕足の裏を同時に着ける 2枚の絵を頭に浮かべて体をパラパラ漫画如くその通りに動かすと上手くいきやすい。


 ■コーガンズポイント3:

 ぶっちゃけ受け身は慣れの要素が大きい。 どんなに気を付けても頭を打つ事はあるのでプロでは あまり練習時にも回数をさせない団体もあるくらい「後ろ受け身」は消耗品的扱いがある。 ただアマチュアの世界ではこれが出来るのと出来ないのでは信頼感という意味では全然違う。 これが危うい人は基本デビューできないし、下手な人は使い勝手が悪い。 初めての人は一番の壁となるのがこの後ろ受け身であろう。 上手く慣れるコツは 


怖い⇒動きが鈍る⇒ヘボる⇒痛い⇒躊躇する⇒回数が減る⇒慣れるのに時間がかかる 


これが上達を妨げている原因だと思います。 まず怖さを払しょくする事。 一番なのは プロレス好きという気持ちを心の近い所に置く事 頭で考える時間やシチュエーションを心の近くに置く事で 回数を重ねると自分で自分を分析します。 

 

最終形のイメージ 

紙芝居の絵のイメージ 

実際の所作 

 ギャップを確認 

 今よかったのは何故か 

今悪かったのは何故か  


その繰り返しで体が順応してくるんです。 後ろ受け身で苦労する事はぶっちゃけ何カ月もあると思います。 

怖いという概念を回避するには好きしかないと思います。  

基本的に私は後ろ受け身が好きです。 

何故なら自分大好きだから(笑)  

こんな受け身する俺格好いいーと思う訳です。 

ナルシストは後ろ受け身の才能があると思います。 

グレート・フジ・ホールディングス

悪役軍団山田組二代目組長のグレート・フジ(旧ハレタコーガン)が運営する(仮想)総合商社。 ①アマチュアプロレスというジャンルをもっと広めたい。 ②キャッチルールというジャンルをもっと広めたい。 ③様々なジャンルの事柄を面白くする。 ってな活動を主に行っていきます。

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