小沢むけんぢブレイク
周りはどう思ったか分からないが、俺の中では「むけんぢジュニアあるぞ」と思った。
近年UWFシングルベルトはよっぽどの事がない限り同期に獲られるという事はなかった。
文字通り最強の男がチャンピオンであった。
しかし、直近でいえばこの代がそうだったですね。
1990年入門組
え?分からないって?
そう
イソップ、半魚人の時代
今の健康プロレス創設メンバーの代である。
半魚人マサカズからイソップへジュニアベルトが渡ったのです。
明治和泉だったかな。
当時の試合を見た。ガリガリの二人だった。考えられない(笑)
彼らも2年時に半魚人、3年時にイソップとベルトを持ち正に最強を二分する存在であった。
それに倣ってか
アイアイ笠原の知恵か
はたまた運命のいたずらか
小沢むけんぢは幾度の怪我から立ち直り、確変、覚醒を経てUWFジュニア史上最強の挑戦者として秋の学祭に臨むことになる。
そして何故かOBの1年目である俺はこの代の学祭を結構見ているのである。
それはこの男の存在が欠かせない。
犬(レスラー名)である。
犬
東海大学所属。コミックレスラー
コミックレスラーながらかなりの発言権と行動力を持っていた彼は「東海のビンスマクマホン」と呼ばれていた。
メスカラス、橋本スタイル、大仁田スタイルetc
さらにはUWFでありながら、他団体のHWWFにも参戦。今でなら普通の話なんだろうけど当時は結構レアケースだったよね。
京極銀河戦をきっかけで、あの代はお互いの興行を観戦したりしてたみたい。
五代目タイガーマスクとかアントニオ本多がいたんだって。
またマッチメークなども強権発動も多々あり、私がハレタコーガンになったのも彼のおかげでもある。
「藤井さん、藤井さん。今度の東海、ハルク・ホーガンじゃないと出しませんから。」
「はぁ?何それ。やった事もないよ!」
「大丈夫ですよ。だって藤井さん黄色いじゃないですか。きっと面白いですから。」
そんなこんなでOB1年目の東海はハルク・ホーガンで参戦する事になったのでした(笑)
それをこいつらの代はニヤニヤみてるんですよ!
んで、終わった後はダメだし(笑)
「藤井さん、もっと入場とか溜めないとダメですよ。突き抜けないと面白くならないですよ。」
「でも恥ずかしいよね」
「何言ってんすか、プロのコメディアンでもやりきらないで客の顔色伺う事しないです。突き抜けて、走り抜けるから、そこにいた集団が見えるんですから。」
「あー確かに、お前結構考えてんだな」
「当たり前ですよ。WCWのレスラーは皆やってますよ!藤井さんまだまだですよ!」
なんかこんな感じの事を言われた事が。
これ凄い俺の身になってます。
例えば入場して、顔を見せる。もういいだろと思って足を進める。でも例えば観戦記などで入場のシーンの写真がなかったりする事ありませんか?
お客さんの目線で記憶に残るまでって思ってるより時間かかるんです。
だからちょっとだけ止まってみてください。
きっとお客さんの印象が変わるから
「藤井さん、だって入場なんてあんたしか見てないんだから。やらなきゃ損ですよ。」
犬(レスラー名)すげーな。
そんな感じで結構この代には可愛がってもらいました(笑)
城西では一部メインとかだったよね。
ギルガメッシュ内藤のチャレンジみたいなタッグだったんだけど。うちの若頭がマッチメーカーだったのかな。ありがたいですね。
「藤井さん、来年はダイナマイトキッドやってくださいよ(ニヤニヤ)」
この物語は後輩にダメ出しくらって成長する男の物語
2016年3月27日(日)12:00~
蕨レッスル武道館
「タイトル未定」
メインイベント 健康プロレス世界ヘビー級選手権 無制限1本勝負
【王者】鈴木徹也39才 vs ハレタコーガン【挑戦者】
セミファイナル 健康プロレス世界タッグ選手権 60分1本勝負
【王者】アグネス・チャン・リン・シャン&ダニー黒亀頭
Vs
【挑戦者】スーパーしみず&伊藤・クンニー
第4試合 30分1本勝負
半魚人マサカズ vs ボッキーコングJr
第3試合 30分1本勝負
マッキー&IN金玉スダレ vs コッペパン・ベイダー&吸いカップ健遅漏
第2試合 30分1本勝負
おたへるすキタヲ&弱ヘルス vs でかい一物&テレホン・クラノ
第1試合 「アウトサイダー根岸デビュー戦」30分1本勝負
ヘン・チーナ vs アウトサイダー根岸
0コメント