プロレスの教科書 初級講座3 グランド 3-3-3 フォール技 逆さ押さえ込み

プロフェッショナルレスリングにおいて

特に近年サブミッションに関しての技術書は見受けられるようになったが 

何故か、プロレスの押さえ込みに関する技術書というモノは実はどこにも存在していない。  

なので、簡単だから?押え込みって技術必要ないの?

って思われそうですが、押さえ込みの技術こそプロレススキルの高い人が持っているものであり、

プロレスを彩る重要なファクターなです。 

私はプロレスの教科書と連載しているのでこの押さえ込みの技術も研究してみようと思う。  

ここからは前置きであり言い訳です。 

押さえ込みに関しての参考文献がないのでこれかれ記載する内容も不備だったり、足りない要素や

表現がいっぱいあると思います。 出来ましたら第2版、第3版と肉付けしていきたいと考えてます。


 言葉は「押さえ込み」で統一しようと思います。 

丸め込みとも言いますよね。 

でも丸め込みという表現は3カウント取りに行く表現として弱いかなと。 

格下のレスラーが各上に仕掛ける技というよりは、必殺技と同等な勝利への基本技として

表現したいなと。 よく使う押さえ込み技として 

 体固め 

回転エビ固め 

逆さ押え込み 

スクールボーイ 

スモールパッケージホールド  


辺りがある。 

これをベースとして各種押さえ込みを習得すればきっとプロレス技術も上達するよなと思う。  


逆さ押え込み(バックスライド) 

相手と相手の右脇に背中の方から左腕を差し込み、体を右方向に捻って相手と背中あわせになる。

続いて相手の左脇に背中の方から右腕を差し込み、相手の右腕に自分の左腕を、左腕に右腕を

引っ掛けた状態になる。最後にマットに両膝をつきながら自分の体を前屈みにさせ、前方に

スライドさせた相手の両肩をマットにつけてフォールを奪う。 


 参考文献 



 切り返しに多い技なのは事実であります。

 例えば  


・相手がラリアットなど攻撃で出してきた右腕に対して左腕を絡ませながら背中合わせになりバックスライド 

・パワーボムなどに抱え上げられた状態から後ろに着地してバックスライド  


でしょうか。 しかし能動的な逆さ押え込みもあります。 

相手を前かがみにさせた状態で両手をそれぞれの脇に入れ、相手の体ごとひっくり返し、膝を

つきそのままバックスライドへ。  

みたいなね。


【コーガンズポイント】 

キックアウトされないように押さえ込むのが重要だから頭を相手の背骨の中心辺りに

ポジショニングし、二等辺三角形を意識する感じでしょうか。 

90度?もうちょい狭く?視線は地平線を見るイメージ。 

手の置く位置は肘裏?もうちょっと肩寄り? ここら辺は余り分からなかったなー 

理想はそのまま三角倒立が出来るくらいでしょうか。  


健康プロレス所属のIN金玉スダレ選手はまさに倒立するような逆さ押え込みをしておりました。 


 【切り返しパターン】 

■ヨーロピアンエルボー切り返し 

アッパー気味に上げてくる右腕に合わせるように左腕を相手の右脇へ滑り込ませ 

背中合わせになりバックスライド  


■ヒップトスを切り返し 

前述の打撃やバックに回っての切り返しの他にはヒップトスの切り返しで よく使います。 

しかし最近のプロレスでは見かけませんね。 

でもこれは使う人いて欲しいなと。  


①アメリカンっぽい返し 

;相手のヒップトスに乗じてこちらもジャンプしながら正面に着地。 そこから相手を前かがみに

させた状態で両手をそれぞれの脇に入れ、相手の体ごとひっくり返し、膝をつきそのまま

バックスライドへ。 NWAの展開(主にフレアーのアイデア)で良く見られる。

当然やられるのはフレアー。  


②ヨーロピアンっぽい切り返し 

;ヒップトスを堪える。右手で相手の左腕を掴み(かなり遠くて難しい)、相手を左回りに 回し

背中合わせに。そこからバックスライドへ。 マーク・ロコやビル・ロビンソンがやってましたね。

西村修はカール・ゴッチから教わったのかね。 


③カナダっぽい切り返し 

;まぁブレッド・ハートがやっていただけですが(笑)。ヒップトスを堪える。ここまでは

ヨーロピアンっぽいのと同じ。ここから右手を相手の背中へ 滑らすように入れて自分の体も入れて

背中合わせに。そこからバックスライド。 


 他にもあるかも。 募集します。 


■ダブルアームを切り返し 

頭を相手の右脇に入れ込み暖簾をくぐるように前に。 腕のロックを切り、背中合わせに 

これもドリーやテリーとブリスコの試合から。


■腕折りを切り返し 

腕折りに行くときに大きく腕を振り上げた瞬間に反転して右腕を 相手の左腕にすべらせる。 


■メイヤーを切り返し 

メイヤーの体勢を右回転で背中合わせになりながら  


■リバーススープレックスをブリッジで返してからのバックスライド


【派生技】

 ■モダンタイムス

 ;連続したバックスライド。キックアウトを予測してロックを切らないようにするんですね。

コントロール力を問われる感じですね。 

※ベイリーvsサーシャ(主にベイリーのネタ)ではキックアウトもロックを外せずシットダウン

状態で膠着 立ち上がってからまた攻防に入る。  


■ラ・エスパルダ 

;相手の上半身をフルネルソンに捕らえたあと腕のクラッチを切って相手の右脇から右腕を抜き、

相手の体を左方向に回転させて相手と向かい合った状態になる。続いて相手の左腕を左脇に抱え

込みながら自分の体を左方向に捻って相手に背中を向け、相手の左腕の下を潜り抜けて相手の

背後に体を回り込ませる。最後に後頭部を右手で押さえつけながら相手の体を左方向に回転させて

再び相手と向かい合った状態になり、前屈みになった相手の左脇に右腕を、右脇に左腕を順々に

背中の方から差し込んで相手を逆さ押さえ込みの形で丸め込む。 


 参考文献 


 ※これは良くフルネルソンからのフライングメイヤーと間違えちゃう。 

右手を残して右回転させたらメイヤー。左手を残して左回転させたら「ラ」と体に

記憶させています。 そういえば試合では「ラ」はやってないよね。 


■ローブロー 

バックスライドを堪えた相手に足で金的。 

※問題はこの態勢の前にレフリーブラインドをどう作るかである。  


■サミングからのローブロー 

同じくバックスライドを堪えた状態から。 自分はリングの内側に体制をリングの外側に

入れ替わる時にレフリーをサミング その隙にローブロー。

これは前述のレフリーのブラインドも兼ねた完璧な作戦。 

TAJIRI選手のスキルとアイデアが詰まった展開。  


■バックスライドフェイクシャープシューター 

これは私の得意パターン。 逆さ押え込みのキックアウトと同時に足を持ちシャープシューターへ

 テレホンクラノ戦でのフィニッシュ。



【追記】

■BUSHIロール

バックスライドからブリッジ。 

グレート・フジ・ホールディングス

悪役軍団山田組二代目組長のグレート・フジ(旧ハレタコーガン)が運営する(仮想)総合商社。 ①アマチュアプロレスというジャンルをもっと広めたい。 ②キャッチルールというジャンルをもっと広めたい。 ③様々なジャンルの事柄を面白くする。 ってな活動を主に行っていきます。

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