健康プロレス初代世界ヘビー級王者決定トーナメント BEST4
2005年9月
いよいよイソップとの決戦です。
対戦相手の分析
山田さんにイソップに勝つと約束したのでいつも彼の試合は見てました。
直近の試合で言いますと
キタヲ戦
むけんぢ戦
ときて私です。
イソップ戦を迎える者は皆ここに着目します。
グランドレスリング
以前自分でテリー・ファックを意識したスタイルと言っていた為、上手いのは勿論なんですけど、特徴的なのは兎に角硬い、そして返しにくい。
彼のレスリングには遊びがないんですよね。
キタヲさんは自分の持っているスネークピットでの動きで圧をかけた
これを「フィジカルの矢」と呼び
プロレスではないMMA的展開で常に上からの対応に徹する事で徹底的に動き自体を封じる策に出た。
次に敢えてグランドに付き合わない打撃中心の戦法をとったむけんぢは「技術の矢」を放つ。
何故打撃中心で技術なのかというとディフェンス力としてグランドレスリングを使っていたのだ切り返して、空いた隙間を打撃で埋める。
そして見事にイソップのグランドを完封した。
自分が技を出そうとするとジャブが飛んで動きを止めてから自分の展開にもっていくむけんぢ。
やろうと思っても出来る奴は少ないはずだよ。
改めて凄い技術だよ。
そしてやる事の無くなった(笑)3本目の矢ハレタコーガンは「頭脳の矢」を放つ。
フィジカルで潰す
付き合わない
と来てしまった。
だから私は逃げずに真っ向勝負という選択肢しかなかった。
所謂グランドでイソップに勝つ
これが非常に厄介だ。
やらせないのはダメ。やらせた上で切り返しと手数で圧倒するのだ。
イメトレにて戦略ルートを練る。
①凶器戦法中心の山田組戦法
・・・これだと頭脳の矢としてインパクトが欠けるし、トーナメントには不向きだな。(×)
②山田組乱入混戦パターン
・・・頭脳はある程度生きるかも?だがトーナメントに不向き(×)
③1点集中攻撃(頭)
・・・時代じゃないし、まさに考えてないチャレンジマッチでしょう。肌に合わない(×)
④1点集中攻撃(腕)
・・・大分悩むところ。得意分野だな。(保留)
⑤1点集中攻撃(腰)
・・・いつかはやってみたい攻防。でもMr.イソップ重いでしょ!(笑)疲れそう(×)
⑥1点集中攻撃(足)
・・・四の字みんな使ってるんだよねー。四の字以外で組み立てられたらいいのに(保留)
とまぁこんな感じで腕or足でいこうと決めた訳。
そこからイメトレと練習で反復。
2つの路線は厳しいから足に絞ったよ
迷いなく技が出せるようにこの技の場合はどのポジションからと体で覚えこませる。
あとはイソップにヒールならではの心理戦を仕掛けてみた。
最初は軍団で闘うと見せかけて、その後介入するなと声かけるんだよ。
そうすると普通の勝負をするんだなと気持ちが切り替わる。
そういう時って受け身になるもんなのよ。
そこをついて先手先手で仕掛けていったからイソップのかましが入る前に
逃げれたのです。
山田さんとの約束破ってしまいました。
イソップは強かった。いろんな意味で。
やれる事はやったから。
プロレスで会話するって試合は出来た。
ただ
勝つ事で期待に応える
負ける事でおいしい思いをする
ではなく
勝つ事で人を傷つける
負ける事で自分を殺す
そういうプロレスを選べなかったんだ。
傷つけて包む
死んで生まれ変わる
背負うと言う事の本当の意味を
勝ち負けのこだわりを
考えなければいけない
そんなキーポイントな試合だった。
この物語はこの年になって悔しいと思える事に感謝した男の物語
2016年3月27日(日)12:00~
蕨レッスル武道館
健康プロレス第26回興行『健康の架け橋』
メインイベント
60分1本勝負
「健康プロレス世界ヘビー級選手権」
鈴木徹也39歳
VS
ハレタコーガン
セミファイナル
60分1本勝負
「健康プロレス世界タッグ王座選手権」
アグネス・チャン・リン・シャン
ダニー黒亀頭
VS
スーパーしみず
伊藤・クンニー
第4試合
45分1本勝負
「ボッキー試練の3本勝負最終戦 健プロ伝承」
半魚人マサカズ
VS
ボッキーコングJr.
第3試合
30分1本勝負
「さよならベッキー、こんにちはマッキー」
マッキー
IN金玉スダレ
VS
コッペパン・ベイダー
吸いカップ健漏遅
第2試合
30分1本勝負
「初めての山田組、シャブの極み群馬」
おたへるすキタヲ
弱ヘルス
VS
でかい一物
テレホンクラノ
第1試合
30分1本勝負
「50、80喜んで。安心してください。入ってますよ。アウトサイダー根岸デビュー戦」
ヘン・チーナ
VS
アウトサイダー根岸
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