小沢むけんぢvsお嫁タンバは筆舌に値する試合となる。
序盤のグランドレスリング、宇宙人ケブラータ、一進一退の攻防、技の正確性、終盤の盛り上がり。
地元法政にベルトをと観客もヒートアップ!
結果はお嫁タンバ勝利!
見事ジュニアのベルトを取り返した。
大歓声の観客。
試合の完成度含めて法政祭の歴史に残る一戦になった。
あの半魚人マサカズやイソップが
「あの試合は凄かった」
と今でも語る名勝負であった。
UWF96年組ジュニア三国志はこの2年をかけてここに完成形をみせる。
史上最強のジュニアの誕生である。
強いチャンピオンがてて
それを狙う猛者がいる
その闘いをお客さんが見に来る
更に特筆すべきは他の階級のレスラーと闘っても好勝負を見せる。
これだけならまだどの時代もあるのですが、先述した犬(レスラー名)との絡みもどのレスラーも好勝負をするのです。
コミックとストロングの融合。
普通コミック試合はキャラ変えたりしないと試合が成立しないと思いがちですが、この代は人数も少ないし、犬自体が発言権があるのでなかなか後ろの位置で犬のシングルというものがあったりします。その場合、コミックですよーというお届けではやはり不味い訳です。そこでコスチュームも変えず、茶化したりもせず大真面目な顔してふざけるんです。すると、後ろの位置でも全然問題ないんですね。
やっぱり一ツ橋参戦とかの経験とかが活きてるんじゃないかと。
彼らはメインも第一も関係なく皆ウケ狙ってきてる印象です。
でもしっかりとメインはメインで魅せてます。
やり切るという精神。
犬というレスラーはコミック界ではもっと語られていいレスラーだと思います。
なのでメインでも第一でもコミックでも好勝負と他の代にはあり見られない代だったような気がする。
私はこの時代を
「ジュニアの完成形」
と呼んでいる。
いや、学生プロレスの完成形がもしかしたらあったかもしれないね。
特に思い入れが強かったからかしら。
その下の代のジャイアント馬鹿やヴァギナ大使達くらいまではやっぱ情が入るかしら。
この物語はミスターパーフェクトの物語
第二部「パーフェクトジュニア」(完)
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