アイアイ笠原は悩んでいた。
UWFジュニアヘビー級チャンピオンとして数々の防衛を行ってきた。
94年組は人からは「黄金世代」と呼ばれるようになった。
笠原はそんな代のジュニア王者であった。
しかしそんな彼にも問題があった。
後継者がいないのだ。
我々の下の代は90年代最強と言われている「伊藤・クンニー」を擁する代。
しかし、ここの代の弱点は人数が少なかったという事。
ライト級はロバート
タッグは金玉どろぼう(注)タッグ名
ヘビーは伊藤
と強いレスラーはいるが、ジュニアヘビー級は誰一人としていなかったのだ。
ラーメン小池?
いやいやいや
そこで笠原が白羽の矢を立てたのは、その下の代。
そうお嫁タンバの代、96年入門組だった。
お嫁タンバ
法政大学卒。柔道部出身の体育会系。
腹筋は6つに割れ、その跳躍力は同期の中でも群を抜いていた。そのフィジカルからか
TAKAみちのくをモチーフとしたスタイルで、宇宙人ケブラータなどを繰り出す。
その存在は若い内から目立つ存在であった。
早い頃からジュニアに照準を絞っていたお嫁タンバはほぼ確定な中、やはり王座を争うライバルも欲しかった。
俺は彼の思考は分からないが、アイアイ笠原は典型的なUWF信者である。そういう前提で考えてみる。
お嫁タンバは素晴らしい。それは間違いない。しかし、あの跳躍力というかそういう魅せ方はうちでいうところのライト級のポジションである。
敢えてそこをフォーカスする必要があるのか。
それよりももっと手堅く、ジュニアに相応しいレスラーが居ればそいつに託すのもアリだし、ライバルになるのであっても儲け物である。
まずは育ててあとは同期同士で決めればいい、とにかく2人以上の候補者が欲しい。
タンバにとっては対角に立てる存在、且つUWFにとってはしっかり遺伝子が残せる者が欲しかったとすると・・・
そこで目をつけた一番手こそ
彼小沢むけんぢであった。
笠原は春の内からむけんぢを口説いていたと思う。
この物語は時代の荒波に飲まれた男の物語である。
2016年3月27日(日)12:00~
蕨レッスル武道館
「タイトル未定」
メインイベント 健康プロレス世界ヘビー級選手権 無制限1本勝負
【王者】鈴木徹也39才 vs ハレタコーガン【挑戦者】
セミファイナル 健康プロレス世界タッグ選手権 60分1本勝負
【王者】アグネス・チャン・リン・シャン&ダニー黒亀頭
Vs
【挑戦者】スーパーしみず&伊藤・クンニー
第4試合 30分1本勝負
半魚人マサカズ vs ボッキーコングJr
第3試合 30分1本勝負
マッキー&IN金玉スダレ vs コッペパン・ベイダー&吸いカップ健遅漏
第2試合 30分1本勝負
おたへるすキタヲ&弱ヘルス vs でかい一物&テレホン・クラノ
第1試合 「アウトサイダー根岸デビュー戦」30分1本勝負
ヘン・チーナ vs アウトサイダー根岸
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