プロレスラーは技は少ない方がいいの?
プロレスラーは技の数が少ないのが良いレスラー論はどうなんだろうか。
— Hideki suzuki (@hidekisuzuki55) May 18, 2018
「プロレスは技が少ないほうがいい」
こういう発言の主なメンバーはプロレスに生活が「ズレ」ている人が
言っている(我々みたいなの)訳です。
特に酔ってる時とか。
僕はどっちでもいいけど経験的に少なくなっているので割と肯定的なんです。
次から次へ技出してるのを見るとウエーってなるしこの感覚になんの違和感もありませんでした。
しかし、流石鈴木選手、視点が違いますね。
4月からクソ忙しくなり、鈴木秀樹選手のCACCセミナー行けていないというのも
ありちょっと気になってました話題。
私なりに空いた時間で書き足していってます。
色々な角度から考えていきたいと思います。
1)経験的感覚から
これは私がやっている体の人間からの感想です。
キャリアが上がってきますと間と間の「あいだ」というか「間」ですね、「間」。
これの使い方が変わったのも大きいと思います。
昔はこの「間」を埋めるのにロープに振ったりとか
なんか技出したりとかそういうのでリズムを刻んで客先との
グルーブというか反応を確認していたんです。
でもキャリア積むと体力がないから?
必要性を感じないから?
どういう訳か技を挟むという感覚が無くなってきました。
殴るか蹴るか捕まえるか
これで優勢は成立しますから
それを俯瞰で見た時に以前と間の取り方が変わったのを
成長したと感じるんではないでしょうか。
「技が少ないほうがいいレスラー」
というのは「間の取り方が上手くなったレスラー」の類義語なのかなと。
2)客先ニーズから分析
私はよく「紙芝居理論」という独自の持論を持ち出します。
人間の記憶って動画ではなく静止画での記憶が多いと思いません?
1試合10分でのお客さんの記憶ってどんなもんだろうって考えたことがあって。
プロレスマニアだと5枚
普通の人だと2枚
一見さんだと1枚かそれ未満
こんなもんじゃないかなと。
しかし、実際の記憶には上記数値よりもっと残らないんじゃないかって仮説を立てたの。
そうすると
自分の技1つ
相手の技1つ
技だせば、もう普通の人の記憶には
それがその試合の記憶になるのかなーって。
そうすると何個も技出しても効率悪くないかな?と思ったり。
なんでマニア用の2枚、普通の人用に1枚、相手もそれくらいで10分。
あとは「絵」に向かって破綻しないように辻褄合わせ。
と、尺の使い方がこんな風になってきました。
なんで
「技が少ない方がいいレスラー」
ではなく
「技が少ない方が効率がいいレスラー」
なんだと思います。
3)闘いにおいての定義の幅としての解釈
キャリアのせいでしょうか?
小難しく考えるからでしょうか?
プロレスは闘いであり
コントロールするかされるかのフィジカルチェスでもある
なんて考えますと
全ては「相手をコントロールする」行為でしかないです。
これを技と呼ぶのであれば技多いよ俺。
でもこれは基礎技だからカウントしないーみたいな風潮もあるじゃないですか。
だから技少ないって見え方だけなんでしょ?
実際は細かく動いているしちょいちょい仕掛けてんだ。
「技は少ないほうがいいレスラー」
は実は
「技が少なく見えるプロレスマニアによってささえられたレスラー」
なのかなーと思いました。
以上思考スパイラルでした。
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