宇宙の中で良い事を決意する時に

小さい頃は幸せな事に死について考えさせられた事が思い出せない。


浪人時代に母方の祖父が亡くなった。

子供の俺が立派だなと思うくらいの人だったから周りに与えた影響は相当だったと思う。

小さい頃は祖父の勤めている京橋で色々おごって貰った。

そんな俺が今は京橋に勤めている。

しかも祖父が働いていたビルが建て直しになって

ちょうどうちの会社が自社ビルが手狭だからと追い出されたらここだった。

運命を感じた。

学生プロレス時代もどこか見守ってくれていると勝手に思ってた。

悲しかったけど今でも大切な存在だ。


浪人時代、中学の同級生が亡くなった。

事故だった。

まだ若いのにと嘆く人、俺は親友だと号泣する人

お通夜で皆で彼の事を語り合おうぜって話になったけど

俺は大した話が出てこなくてなんかバツが悪かった。

でも故人の話をする事でその人がその時だけでも生きるんだなー

と感じた日でもあった。


社会人になって父方の祖父が亡くなった。

小さい頃はしゃぎ過ぎて怒られてから距離を置いていた。

祖父はその後も特に気にしている様子も無く普通にしていたけど。

なんか悪い事したなと思っていた。

足を骨折してから急に老け始めて最後はデイサービスみたいな総合施設に入った。

お見舞いに行くと祖父は寝ていた。

もう動かなくなって声も出せないけど


「大ちゃんが来たよ」


と祖母が言うと足をピクッと動かした。

話せないけど、動けないけど俺は生きているとそういう大きな意志を感じた。

涙が止まらなかった。


結婚して実家のマンションに住んでいた頃、父方の祖母がなくなった。

いつも良くしてくれていたが先般の件で祖父がいなくて寂しそうだった。

家賃を納めに行く日も元気にしていたのだが。。。

お盆中の出来事だった。

夏の暑い日で日射病だったみたいだ。

高校の同級生がマンション管理の仕事でうちのマンションも担当していた。

その彼がいつも


「藤井のおばあちゃんは本当にいい人だよ!」


と事あるごとに言ってくれた。

祖母の笑顔は忘れられない。


私がチャンピオンの頃、ドラゴン設楽と高砂音楽祭の事を話していた。

最近の傾向として40代50代の自殺者が増えている。

でも自殺は予防できるそうだ。

その予防策として趣味を披露できる場を提供する事が大事なんだと彼は言っていた。

それが高砂音楽祭なんだと。

ならばその40代代表でドラゴン設楽が体を張って人生の謳歌を会場のおっさん達に

証明してよと言って組まれたカードが


WIN世界ヘビー級選手権

【王者】ハレタコーガンvsドラゴン設楽【挑戦者】


でした。

おっさん達に頑張ってるおっさんのいい背中見せれたと思うな。


最近は仏像が好きだ。


なんか見てると落ち着くんだよね。

だからって仏教徒でもなんでもない。

でもお寺行くと探しちゃうんだよね。


福岡へ社員旅行行った時も色々巡ったしな。

子供が大きくなったらいろいろ行きたいなー

奈良京都とか。


厄除けで川崎大師をよく訪れます。

開始前にお坊さんがよく話をしてくれます。


「いい加減」の話

ここにバッチリ載ってます。

偏らない思考というものがプロレスに通じるような気がします。


俺は宗教は信じない。

いや、プロレスが私が信じる宗教かも。

プロレスするように生きてれば絶対素晴らしいのにと思っているから。

ナムミョウホウレンゲーキョウと言ってれば救われますってのと大差ないかな。

それでも人生は小さい闘いの連続でありそれは勝ち負けの線で仕切れるものでもなく

どちらかと言えば負けた後の姿勢や生き方が大事だったりとか。

そういうのは全部プロレスが教えてくれた。


でも仏教も1000年以上続いている仕組みなんだよね。

だから信仰とかそういうのではなくって

生きる上での限定的なゲーム設定と考えれば

腑に落ちる所もある。


死後49日は現世に留まりさまよってるといいます。

その間遺族や友人は故人が無事に極楽へ行けるよう読経したり

飲食や行動を慎んで身の汚れをとる斎戒など善事を行う。

これを追善供養というみたい。


自分の健康を見直したり、一日一善みたいな事をして故人の徳に振り分けられる

のであれば是非したいものですね。


我々には出来る事は限られている。

でも上を向いて話しかけてやる事くらいは出来るだろ。

自分の健康を見直して生きていく証明をすることは出来るだろ。

彼を皆で語る事で彼という存在の線を強くなぞる事は出来るだろ。


やれる事はやろう


神の手の中にあるのなら

その時々に出来る事は

宇宙の中で良い事を決意するくらい


だろ?


日曜日の練習では彼をおろしてエアスパーでもするか。


グレート・フジ・ホールディングス

悪役軍団山田組二代目組長のグレート・フジ(旧ハレタコーガン)が運営する(仮想)総合商社。 ①アマチュアプロレスというジャンルをもっと広めたい。 ②キャッチルールというジャンルをもっと広めたい。 ③様々なジャンルの事柄を面白くする。 ってな活動を主に行っていきます。

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