ジャミオクワイと親友

何故かジャミオクワイを土日にヘビーに流してた。
僕は特にハマってた訳じゃないんだ。
でも今はなんか熱心に聞いちゃう

この曲聞くたびに思い出すんだ。

友達はハマってたなーって。


阿部くん

小中の親友。
よくお笑いの話を二人でしてた。
彼は小さい時からお笑い芸人になるのが夢だった。
暇な夜は朝まで面白い事を言い合ってたよ。
小学校中学校は優等生キャラを被ってた。

でも生徒会副会長立候補の選挙演説では二人でウンナンのコントやったねー。


高校は進学校行ったのに段々アナーキーになっていった。

大学も国立のいいとこ行って会社もいいとこ就職してなかったっけ?

そんな彼が好きだったのがジャミオクワイとかブラーとか。

なんかイメージ分かりません?

阿部くんはそんな人。


大学2年の時浅井企画のお笑いライブのオーディションに誘われて一度ネタ見せに行った。

アニマル梯団やキャイーンがいたなぁ。おさるの横で僕らもコントの練習してたわ(笑)

その後はプロレスが忙しくて彼とのコンビは組めなかったなぁ

成りたい自分なんてなかったから流されるままにその時を楽しんだらこうなったよ。


なんというか

自分で言うのもなんだけど大学時代までの自分は

他の人と違うなー
浮いてるなー

と常に感じていた。
多分一般の社会人というものにはなれないんだろうかとなんとなく思ってた。
卒業の時もプロレスサークルの同期の中で誰が一番早く会社辞めるかでダントツの一位だった。

でも

プロレスがそうさせてる訳じゃなくて
自分の存在がズレてるからだなと思ってた。
社会不適合者なんだろうなと自覚していた。

そうある自分も格好いいくらい思ってたんだろうか。


そんな自分にピッタリ感覚が似てたのが阿部くんだった。
笑いのツボが共感できた。
そんな二人で朝まで話すのが最高だった。
コンビ名考えたりネタ考えたり楽しかったな。

あの時はあの世界が全てだったんだなー。


今考えたがもしかして俺は阿部くんにお笑い芸人になるように洗脳されてたんじゃないのかな(笑)

でも社会人になり、自分なりに必死に仕事して会社で一番の営業となる位までは一応頑張りましたよ。
規則正しく生活したり、会社の同僚と飲んだり。
自分なりにズレを正す努力はしたと思う。


また人と違うのが前提だから

他人との距離感に敏感だから


逆にそれを利用できたのかもしれない。


そんな頃の平日の夜の午前1時頃、阿部くんは突然家にやってきたんだ。
なんと彼は今放送作家をしてるんだって。
ライブにもピンで出てるんだって。
業界人になったんだよー

大変だよー


と言っていた。
ふーんと思って聞いていた。

距離感を測るスキルを発動させてしまったんだろうか。

冷静だった。


僕は子供だったんだな。

多分彼は褒めて欲しかったんだよね。
もしかしてたら悩んでたのかもしれない。

聞いて欲しかっただけかもしれない


ジャミオクワイみたいに薄いニット被って

ブラーみたいにチェックのシャツをだらしなく着てた彼は

何を訴えたかったんだろう


でも午前3時を過ぎて、

「明日に響くな、これはキツい」


と思ってしまったし、実際ウトウトしてたと思う。

そんな俺の気持ちも察したんだろう。


「先輩に呼ばれちゃったよ」

と言ってタクシーに乗っていった。
いつの間にか僕は社会に順応してたのかと別の意味でショックだった。

住む世界が違う


そう感じてしまったんだ

値踏みしちゃったんだろうか。失礼だな。

そりゃ距離感感じるわな。


それからもう10年以上会ってないのか。

嫁は阿部くんを知らないもんね。

今あの歌詞を見て


遺伝子操作食物を10年以上食べて

不妊治療やDNAの操作も一般的になって

そんな便利に首までどっぷり浸かった僕らに


事実上狂った世界は


楽とか欲とかの簡便化は


間違いなく僕らが望んだものだから

過去と帳尻合わせて受け入れていくしかないんだろうね。


今阿部くんに会ったら


「あの頃はごめん。社会に適応するのにいっぱいいっぱいだった。でも今はそこそこ狂ってるよ。」


と言えるかもしれない。

今はどうしてるかな。


僕がジョニーセイントにハマって、今ザックセイバーJrにハマっているのは

彼がジャミオクワイやブラーに感化されているのを見てなんかシンクロしてんの

かなと思ったり思わなかったりラジバンダリ。


そんなジャミオクワイと親友の話。

コーガンズ・ホールディングス

悪役軍団山田組二代目組長のハレタコーガンが運営する(仮想)総合商社。①アマチュアプロレスというジャンルをもっと広めたい。②キャッチルールというジャンルをもっと広めたい。③様々なジャンルの事柄を面白くする。ってな活動を主に行っていきます。

1コメント

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  • 二代目組長

    2016.06.20 02:24

    もう、随分会ってないはずなのに俺のアイデンティティーの中には実は居るんだろうね