私のザック・セイバーJr観

本当はタイトルマッチ前に仕上げたかったのですが間に合いませんでした。

昨日オカダ戦を見てテンション上がったので加筆しましたよと。


ニュージャパンカップ2018を優勝したザック・セイバーJrに賛否両論あるみたいです。

知らない人はこちらをどうぞ。




皆さんのご意見を拾いますと


1)体が細いのにヘビー級への挑戦はないな

2)サブミッションばかりでつまらない

3)ずっとザックばかり攻めててずるい

4)あれをキャッチ・アズ・キャッチ・キャンと呼ぶな


みたいな感じですね。

4)は個人が特定できそうですが(笑)

そんな中私のザックセイバーJr観を語らせていただきたく思います。


まず最初に


ザック・セイバーJrは最高のレスラーの一人である


これは言っとかないといけません。

まず今現在プロレスの興行の中で序盤のレスリングの攻防がない団体は

日本のプロレス団体だけです。


私はやっている体の人間なので序盤のレスリングの展開を探すのですが

日本のプロレスはてんで参考になりません。

一切見なくなってきているといってもいいかもしれません。

見るべきところがないんですよね。

一説によると脈絡もなくバカバエルボーや蹴りを打ち合う事がジャパニーズスタイルと呼ばれているとか。

だから私はWWEを始めとするPWGとかROHとかのアメリカンプロレスを参考にします。


何故か?


海外の選手にとっては1試合1試合が自分の宣材試合の一つであります。

ここで目を引かれればWWEのトライアウトや推薦が待っているのです。

だからどの試合の映像が目に留まってもいいようにほとんどの試合は

簡単ながらでも序盤のレスリングが存在します。

WWEの選考基準ではレスリングの項目は必須科目です。


何故日本はやらないの?


日本は大体所属選手とフリーという2つにカテゴライズされています。

別の団体へ参戦するには選手の紹介とかコネがほとんどです。

試合観て選考するという文化がありません。

という事は仕事を貰うには


紹介してくれそうな人間になる


しかないのです。

先輩がバカならバカより一段落下のバカを演じなければ

感じ良い人間になれなく試合を紹介してもらえないのです。

先輩がレスリング下手ならそれより下手なレスリングをしなければ?生き残れないのです。


よって技術の低下が起こります。


でも打撃とか勢いってのは実力とみなされない感じがするじゃないですか。

これだったらやられても下に見られることはないし、この構成は先輩の会場の

空気をコントロールする負荷が少ないから。


パッコンパッコンやって相手にガンガン来て貰って最後ウエーイ


激しい音がして、耐える顔があって、最後ドーンって絵。

間違っては無いんですよ。

でも皆がどの試合でもこんな感じ。

プロレスは色んな絵があるからいいのにね。


だから若手は勢いよく元気に立ち向かって先輩にやられるという図式に皆が胡坐をかいたんです。



私は日本でレスリングが廃れた理由はこれだと考えています。

こうして序盤のレスリングをするとクラシックと呼ばれる。


なぜだろう?いつからそうなったんだろう?


途中大分端折りますが

日本ではもう随分とレスリングと呼ばれる行為は行われてきませんでした。

教える人も少なくなり見よう見まねになってしまいました。


僕は長州力と天龍源一郎の副作用だと思ってます。

あの頃必要と感じて行った行動やファイトスタイル。

実際視聴率は上がり、業界は潤った。

維新軍や天龍同盟に熱狂した事も間違いない事実なのです。

でも代わりにすげ返ったハイスパートレスリングとバチバチファイトは

序盤のレスリングを消してしまったのも然り。


時代がそうさせたと思うのです。

だから序盤のレスリングは消えるべくして消えたのかもしれない。


その間も実力者はいたのですが序盤のレスリングの展開がハイスパートレスリング、バチバチ

ジャパニーズスタイルに対して優先順位が上がる事はありませんでした。


しかし、ある時期を境目に特にアメリカマットでこの優先順位が変わってきたのです。

この優先順位を変えた方をご紹介します。



彼です。

Youtube先生です。

2005年2006年とアメリカで広まったこのサービス。

日本に広まったのは2007年という記述があるが本格的に日本で流行ったのは2008年だったと思う。


すると今まではプロレスの映像に関しては自分でVHSに保存するかサムライTVなどの映像を

HDDレコーダーに録画してDVDに落とすしかできなかった「情報」がいつでもどこでも

だれでも閲覧できるようになった。


当然今まで見て覚えるか口伝でしか伝わらなかった技術というものも動画で共有されるようになる。


すると今までどんな事象にも共通する上達のプロセスとしての


「見て・触って・実践する」


という工程に

大きな変革が訪れます。


見て→圧倒的に見る量が増える。PCからスマホへの動画対応でこの流れは更に加速化します。


触って→何度も練習場で確認できるので認識違いや専門家でなければ到達できない問題が大分減ります。また人に確認してもらうことも出来るので特にプロレスにおける古典的技の再現度が多くなります。


実践する→後からも確認できるので洗練する工程も大分楽になっているはずです。共有して広く世に

出せるので他人からの指摘や気づきも貰え更に精度が上がります。


この様にyoutube以前とyoutube以後ではAD/BC以上の差が出てまいります。


goodレスラーとは?

商品価値があるレスラーとは?


の時にレスリングが出来る人


という優先順位がアメリカで起こります。

皆ダンベル持つのと同時にムーヴやマット捌きに重点をおきます。


AJスタイルズやダニエル・ブライアンらがそれを実践し、youtubeに流れる自分の試合が総プロモ動画となります。


こうしてビジネスとしてのスキルがレスリングにアメリカはなってきてます。


じゃあ日本はどうなの?

まだだと思います。



ザック・セイバーJrが賛否両論巻き起こしながら発信してますのでニュージャパンワールドに

加入して是非見てください。


1)体が細いのにヘビー級への挑戦はないな

→僕もそう思いますが、スピードも消えてしまうと思うので魅力そのままでお伝えするには今かなと。数年後は分かりませんが。

サブミッションで時間取る代わりに打撃やパワーには弱いパラメーター設定ってのは逆転要素があり

シーソーを生むと思ってます。

普通のジュニアvsヘビーより勝ち負けへの期待は高いと思います。


2)サブミッションばかりでつまらない

→僕は大技ばかりでつまらないと思ってる中、色変えしてくれて大変助かってます。

人それぞれですね。


3)ずっとザックばかり攻めててずるい

→それは切り返しを効果的に見せているのと、サブミッションは時間取りますからね。

長い時間攻めているとザックばっかりと思うかもしれませんね。


アメフトで言うラン攻撃で時間稼ぐ感じです。

でもこれはちょっとずつの侵略なんです。

代わりに相手はロングパスドンって返しをして試合をドラマチックにしますよ。

シーソーゲームってやつですね。

代わりに技術で対抗してランでせめぎ合って最後ドンパチが起こる試合も好試合ですよね。

問題は相手が準備しているかどうかです。

つまらない試合は相手の準備とベースが足りないんじゃないでしょうか。


4)あれをキャッチ・アズ・キャッチ・キャンと呼ぶな

→同感です。イギリス人ですし、ジョニー・セイント(ヨーロピアンクラッチ)、ジム・ブレークス(アームバー)の流れを組むランカシャースタイルってのは間違いないと思いますが、ラストのサブミッションへの展開というのは本来私が思っているCACCのフォールを狙いに行くスタイル、ポジ

ションのコントロールって感じではないっすね。ハイスパート柔術?って表現でしょうか。

これはこれで柔術の人が聞いたらふざけんなって感じでしょうか。


ジョニーセイントもジムブレークスもヘビー級ではなく軽量級のスタイルなので

軽い系の話題はまーずっと付きまとうとは思います。

それでもZSJの登場で序盤のレスリングが見直され、新日本の序盤のレスリングの尺が増えれば

追随する他の団体にも波及し、日本プロレス界の優先順位も変わり、技術向上されると思います。


ザックにも弱点があります。

彼は切り返しも含めて相手もgoodにさせる提案を行いますが被せあう試合構成になるため

一回その流れを行うと双方大分疲れます。それをパケットとして何個かもって行使していくスタイル。なので展開と展開の間になんか「アレ?」っていう間が出来ちゃいます。

リズムで言うとヒートアップしてクールダウンするので、盛り上がりと盛り下がりが交互に訪れます。


ここに本物の技術を差し込んで攻守を変え好ゲームにしたり、セールを差し込んで次のビッグウウェーブの為を作ってシーソー感を出すとかするレスラーとの試合は神試合になったりします。

まぁ相手の技術によって結構ブレる場合があるのは事実です。

海外は前述のように序盤のレスリングの技術が高いので海外では結構スイングします。

日本のレスラーはもう何年もそんなのやってないようなのもおりまして対応できないって試合はそういう試合です。

そういうの無くなって欲しいですね。


もう一度

サック・セイバーJrは最高のレスラーの一人である。

これからもパクって行きたいと思います

取り敢えずSPLXプロレスパーカーとTシャツ着て休日は過ごします(笑)


以上私のザックセイバーJr観でした。


コーガンズ・ホールディングス

悪役軍団山田組二代目組長のハレタコーガンが運営する(仮想)総合商社。①アマチュアプロレスというジャンルをもっと広めたい。②キャッチルールというジャンルをもっと広めたい。③様々なジャンルの事柄を面白くする。ってな活動を主に行っていきます。

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